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お彼岸に思うこと

投稿日:2017-09-16 更新日:

彼岸花

お彼岸の期間

ヒガンバナも咲きそろってきてお彼岸が近づいてきました.今年2017年(H29)秋のお彼岸は,
9月20日(水) 彼岸入り
9月23日(土・祝) 中日(秋分の日)
9月26日(火) 彼岸明け
となります.

今後のお彼岸は,
2018年 【彼岸入り,中日(春・秋分),彼岸明け】
春彼岸 3月18日(日), 3月21日(水), 3月24日(土)
秋彼岸 9月20日(木), 9月23日(日), 9月26日(水)

2019年 【彼岸入り,中日(春・秋分),彼岸明け】
春彼岸 3月18日(月), 3月21日(木), 3月24日(日)
秋彼岸 9月20日(金), 9月23日(月), 9月26日(木)

2020年 【彼岸入り,中日(春・秋分),彼岸明け】
春彼岸 3月17日(火), 3月20日(金), 3月23日(月)
秋彼岸 9月19日(土), 9月22日(火), 9月25日(金)

以前にもお話ししましたが,お彼岸の中日(秋分の日)の前後3日,合計7日間をお彼岸の期間とされています.

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中日(秋分の日)とは

中日は秋分の日です.秋分の日は昼と夜の長さがほぼ同じになる日で,太陽は真東から昇り真西に沈みます.春と秋の年に二回だけの特別な日です.

仏教では真西に極楽浄土があると考えており,太陽が真西へ沈む中日(秋分の日)は,太陽が最も極楽浄土(真西)に近付く日と考えます.

お彼岸

彼岸とは河の向こう側の意味です.そして,こちら側のことを此岸(しがん)と言います.

そう簡単には渡れない河を挟んで,向こう側の世界とこちら側とでは全然異なる世界があるという比喩です.

向こう側(彼岸)には迷いを脱した悟りの境地があります.そして,こちら側には慾と煩悩,苦しみと悲しみにあふれる世界です.

お彼岸は向こう側の静寂な世界である極楽浄土を思い,またご先祖様たちに感謝する年に二度だけの特別な期間です.お彼岸は日本の仏教感に基づく日本独自の習慣です.

—————————————–
ここまでが常識,または方便(仮につかう便宜的な手段)とも言える説明です.ここから先は,無理に読む必要はありません.興味ある人だけが読んでください.

輪廻(りんね)と涅槃(ねはん)

ところが,生命はなんど死んで,生まれ変わろうと,輪廻といって,永遠に繰り返すループに入っていて,そう簡単に,こちら側から向こう側の世界へ渡れません.

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向こう側へ渡ることを涅槃といいます.生まれてくると,当たり前ですが身体があります.それゆえ,老,病,死をさけることができません.また,人は命を営む上でどうしても欲望や執着がついてまわります.生きている限り煩悩の火はなかなか消せません.消してしまったら,たぶん生きていけません.

煩悩の火を消して真の智慧を完成し,悟りの境地に至り,完全で究極の自由の境地に到達するのが釈迦の教えですが,そうなるともはや人間とも言えないし,生命とも言えない状態です.それは異次元の存在とも言えます.

お彼岸に思うこと

仏教の歴史は古いので諸派諸説様々あり,全てを理解し,把握できている人は多分いないと思います.なぜなら,今現在でも毎年,数百数千数万の諸派諸説が生まれ続けて,変化し続けているからです.

仮に全てを理解し,把握でき,正しいことを実践できたとしても,涅槃に至ることは原理的に難しいでしょう.なぜなら人である限り,そのままでは異次元世界には至れません.

それでも,人は正しいことを貫いていくしか方法がありません.そして,輪廻によって,たとえ死んでも,また生まれ変わりますから永遠に,より正しいことを繰り返し続けていくことが涅槃に至るだろう道ということになります.それが人の進むべき道となります.

さて,ここでいう正しいこととは何でしょうか?それを説いているのが八正道(はっしょうどう)という教えです.八正道は釈迦が最初に説いた大切な説法と言われています.

お彼岸でお墓参りをするときにこのようなことを思ってみれば,日常の見え方が少し変わってきます.もっと興味がでてくるかも知れません.

ちなみに,「あの世とこの世」,「生の世界と死の世界」は,「彼岸と此岸」の意味ではありません.月と太陽の違いくらいに全然違います.念のため.

でも,見かけは少しだけ似ているし,他にうまくたとえられるものもほとんど無いので,通常はわざと混同して扱います.人は比喩,「たとえ」があると,難しいことも理解しやすくなります.方便の一つが比喩,「たとえ」です.釈迦は比喩「たとえ」の名人でもありました.

今日はこれまで.ではまた.

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