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4月の誕生石はダイアモンド,あまり知られていない秘密とは

投稿日:2017-03-25 更新日:

ダイアモンド
4月の誕生石はダイアモンドです.そうなのかはわかりません.誕生石は20世紀初頭に米国の宝石商組合が定めました.以後,いろいろと改定されて現在に至ります.従いまして国によって若干の違いはあります.ダイアモンドはなんといっても宝石の王様です.今日はその秘密について調べてみましょう.

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ダイアモンドとはどんなものでしょう?

ダイアモンドを知らない人はいません.ダイアモンドは無色透明で光り輝く宝石の中の王様です.最も硬い宝石と知られています.誰もが憧れるけれど非常に高価な宝石です.

名前の由来は,ギリシア語のアダマス(adámas 征服できない)からきている.その硬さから征服できないアダマスが由来.漢語では金剛石,その名の通り,硬くて金の様に光り輝くあるいは価値がありそうな名前です.カタカナ表記でダイヤとも書くことがあります.英語ではdiamond

ダイアモンドは炭素でできています,化学式はC

ダイアモンドは純粋な炭素で構成されています.炭と同じです.でも,見かけや特性は炭とは全く違います.
炭は電気を通しますがダイアモンドは電気を通しません.結晶構造と言って組み立て方が違うと外観も性質も全く違うものができます.例えば,水が氷ると氷になります.空中で条件が違うと雪になります.同じ水なのに雪と氷は違って見えます.でも溶かすと元の水で同じものになります.

ダイアモンドは炭と同じように燃やすことができます.燃えてしまうと二酸化炭素になってしまいます.炭の場合は灰が残りますが,これは炭の中に含まれていた不純物が残ったものです.

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ダイアモンドにも不純物が入っているものがあります.不純物が入ると電気を通す様になったり,無色透明が黄色や褐色になります.中にはブルーやグリーンのダイアモンドもあり,希少価値があります.

ダイアモンドの硬さの秘密

原子同士は共有結合という強力な力で結びつけられています.この結びつきが立体的にダイアモンド構造という形と組み合わされて硬い特性を出します.

ところが,硬さに硬度(hardness)と靱性(toughness)という二種類の硬さがあります.硬度は二つのものをこすり合わせたときどちらが傷つきにくいかという基準で決まります.一方,靭性は外から力が加えられた時どちらが破壊されにくいかという基準で決まります.ダイヤモンドは宝石中で最も硬度が高いのですが,靭性はサファイヤやルビーの方が強く破壊されにくいのです.

硬くて曲がらない棒がポキリと折れてしまう一方,生木がしなってなかなか折れにくいのに似ています.ダイアモンドをかなづちで割ることができるのです.あまり粗雑に扱わない方が良いと思います.非常に高いものなので,言われなくても大事にするとは思いますが・・・・・・.

「4月の誕生石はダイアモンド,あまり知られていない秘密とは」のまとめ

1. ダイアモンドは無色透明で光り輝く宝石の中の王様です

2. 純粋な炭素で構成されています

3. ギリシア語のアダマス(adámas 征服できない)からきている

4. ダイアモンドは炭素でできています,化学式はC

5. ダイアモンドは電気を通しません

6. ダイアモンドは炭と同じように燃やすことができます

7. ダイアモンドにも不純物が入っているものがあります

8. 原子同士は共有結合という強力な力で結びつけられています

9. 硬さに硬度(hardness)と靱性(toughness)という二種類の硬さがあります

10. 靭性はサファイヤやルビーの方が強く破壊されにくい

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