山河海空 地球を巡る水の旅

地球から日常生活まで,独自の視点で考える

花草木

第5週の花草木 スイセン 水仙

投稿日:2018-01-29 更新日:

冬の花が少ない時期にずっと咲いているのがスイセンです.雪が降った後,散歩して見るとそのいくつかが雪のために倒れていました.

水仙はヒガンバナ科に属しています.二ホンズイセン,ラッパスイセンなどがありますが,総称としてスイセンと呼ばれています.

スイセン(水仙)という名前は中国の古典の「仙人は,天にあるを天仙,地にあるを地仙,水にあるを水仙」から来ていて,水辺で咲くスイセンをみて仙人の姿を想像したものと考えられています.

スイセンの学名はNarcissus L. (1753),ナルキススまたはナルキッソスと読めますが,実は自己愛に満ちた人のナルシストと同じ語源です.ギリシャ神話の美少年ナルキッソスは水に映る自分自身に恋してしまい,ついに溺死してしまうという話ですが,水辺のスイセンがうつむきかげんに咲いている姿からこの名が付いたようです.

スポンサード リンク

中国では仙人,西洋では美少年にたとえられているのは面白いですね.

スイセンのデータ

目:キジカクシ目 Asparagales
科:ヒガンバナ科 Amaryllidaceae
亜科:ヒガンバナ亜科 Amaryllidoideae
連:スイセン連 Narcisseae
属:スイセン属 Narcissus
学名:Narcissus L. (1753)

スイセンの種類:
スイセン Narcissus tazetta 総称です.

ニホンズイセン Narcissus tazetta var. chinensis:和名はニホンズイセン(日本水仙)す.原産地は地中海沿岸で,室町時代以前に中国経由で日本に入りました.他説もあります.

ラッパスイセン Narcissus pseudonarcissus:花は黄色で内側の副花冠がラッパの形をしています.

クチベニズイセン Narcissus poeticus:ギリシア神話では学名の由来ともなっているナルキッソスの生まれ変わりといわれています.

キズイセン Narcissus jonquilla

カンランズイセン Narcissus x odorus

今日はこれまで.ではまた.

スポンサード リンク

-花草木
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

第48週の花 ヒイラギ(柊)

スポンサード リンク 数週間前から家の前にヒイラギが咲き始め,今満開です.木ヘンに冬の「柊」です.まさに冬の木ですね.ヒイラギの名前は棘のある葉に触るとヒリヒリと痛むことからひひらく,ひいらぐの連用形 …

第27週の花草木 トウモロコシ

トウモロコシが出回ってきました.トウモロコシはイネ科の一年草で,原産地は南北アメリカ大陸で,ヨーロッパにもたらされたのは,コロンブスによるものとされています. スポンサード リンク トウモロコシの名前 …

アジサイの色

漢字では「紫陽花」と書きます.唐の詩人,白居易が別の花につけた名前ですが,「紫陽花」がアジサイの花に平安時代の学者,源順がこの漢字をあてがいました. 平安時代も青や紫のものが多かったのでしょうかね? …

第2週の花草木 キク 菊

スポンサード リンク キクを知らない人はいないと思いますが,今まで取り上げてこなかったのはあまりにも一般的で,身近にあり,誰でも知っている花の代表だからです. ところが,不思議なことに万葉集にはキクが …

第20週の花 ショウブ

端午の節句に入るショウブ湯のショウブは縁起の良い植物として利用されてきました. ちょうど今頃花が咲きます. ハナショウブと同じだと思っている人もかなり多いようです. その昔は,この花を「あやめ」と呼ん …