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モモイロヒルザキツキミソウ 桃色昼咲月見草 を見つけました

投稿日:2017-04-17 更新日:

モモイロヒルザキツキミソウ

モモイロヒルザキツキミソウ

散歩中に公園の隅の方であまり見かけない綺麗な花が咲いていました.さっそく写真に撮って「みんなの花図鑑」できくと,ヒルザキツキミソウと皆さん教えてくださいました.月見草という名前は知っていましたが,見るのは初めてです.花のデータを見ると,以下の通りでした.

モモイロヒルザキツキミソウ 横から

モモイロヒルザキツキミソウ 横から

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ヒルザキツキミソウ データ

花の特徴:花径4~5センチの白い花を咲かせる
花びらの数:4枚,つけ根のところは筒状になる
雄しべ:8本ある
雌しべの柱頭:十字状に裂ける
葉の特徴:葉は披針形で,互い違いに生える(互生),縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある

昼に咲く月見草は珍しいのでヒルザキツキミソウとのこと.後で撮影してきた写真を見ても色はピンク色なので,ピンクのものは正確には桃色昼咲月見草とのことです.拡大写真を添付しましたが,めしべの先端が十字状になっています.葉の縁は波状のぎざぎざとありますが,それほど特徴的なギザギザではありませんでした.なめらかでもありませんが...

モモイロヒルザキツキミソウ めしべが十字

モモイロヒルザキツキミソウ めしべが十字

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開花時期:5~7月
分布:原産地は北アメリカ
植物のタイプ:多年草
大きさ・高さ:39~59センチ
学名:Oenothera speciosa
分類:アカバナ科 マツヨイグサ属

まだ4月ですから少し早咲きの様です.高さは15cm程でしたので,データ程には成長していません.
マツヨイグサ属とあります.漢字では待宵草属です.ちなみに待宵草と月見草は別のもので,待宵草は黄色,月見草は白またはピンクです.

文学上では宵待草となっていますが,植物学上では待宵草が正しいとのことです.紛らわしいですね.整理すると,月見草は待宵草属で白またはピンク色の花.待宵草は黄色の花で文学的には宵待草と言われている,という事です.(月見草は黄色ではなく白またはピンクだった)

富士には月見草がよく似合う

(以下,太宰治 富嶽百景より抜粋)
私は、どてら着て山を歩きまはつて、月見草の種を両の手のひらに一ぱいとつて来て、それを茶店の背戸に播まいてやつて、
「いいかい、これは僕の月見草だからね、来年また来て見るのだからね、ここへお洗濯の水なんか捨てちやいけないよ。」娘さんは、うなづいた。
 ことさらに、月見草を選んだわけは、富士には月見草がよく似合ふと、思ひ込んだ事情があつたからである。
「略」

三七七八米の富士の山と、立派に相対峙あひたいぢし、みぢんもゆるがず、なんと言ふのか、金剛力草とでも言ひたいくらゐ、けなげにすつくと立つてゐたあの月見草は、よかつた。富士には、月見草がよく似合ふ。
(以上,太宰治 富嶽百景より抜粋)

「富士には月見草がよく似合う」という名句は太宰治の富嶽百景のこの部分から来たものです.ところで,三七七八米の富士の山とありますが,私の記憶では3776mだったような?これについては後日調べてみます.

今日はこれまで.ではまた.

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