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海の広さと空の高さ 海は地球の7割,空は意外と低い.

投稿日:2017-03-08 更新日:

船
「海は広いな大きいな」,という歌詞のように海は広く地球の7割を占めています.一方で空は果てしなく高いように見えますが,大気の厚さは意外と薄く富士山頂に登ってみれば分かるように,わずか3.8km程度の高さでもかなり希薄になっています.地球の大気はそれほどたくさんあるわけではありません.今日は海と空のお話です.さて,海から見ていきましょう.

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七つの海とは

1.北大西洋,2.南大西洋,3.北太平洋,4.南太平洋,5.インド洋,6.北極海(北氷洋),7.南極海(南氷洋)の七つです.

でもこれは地球儀でみれば,大西洋,太平洋,インド洋,北極海,南極海の五大洋に分けるのが自然で,無理やり7つに分けたと思えます.

実は大航海時代の七つの海は次の7つでした.
1.大西洋,2.地中海,3.カリブ海,4.メキシコ湾,5.太平洋,6.インド洋,7.北極海(北氷洋).

どうですか?違いがわかりますか?当時西洋人の活動範囲が表れていますね.かれらの世界観が反映されています.

さらに中世アラビア人にとって七つの海とは,1.大西洋,2.地中海,3.紅海,4.ペルシャ湾(アラビア湾),5.アラビア海,6.ベンガル湾,7.南シナ海の七つです.

地図が頭に浮かぶ人にはわかると思いますが,当時の彼らの活動範囲は限られていたので,それが世界そのものでした.それ以外の地は「世界の果て」の向こう側で考えていなかったあるいは現実的でなかったのでしょうね.

飛行機が世界を結んでいる今では世界中どこにでも簡単に?に出かけられるようになりました.でも,夏休みに南極旅行に行こうとか北極旅行に行こうとか普通の人は考えませんよね.当時七つの海の果てはそんな感じだったのでしょうね.

ちなみに海洋の面積は36,106万k㎡で地球表面の70.8%です.日本の領海と排他的経済水域(EEZ)は447万k㎡で,世界第6位の海洋国家です.また,日本の海岸線は29,751kmであり、これも世界第6位の長さです.

四層の空とは

では,空について.空は四層に分けられます.
1.対流圏,2.成層圏,3.中間圏,4.熱圏の四つです.

各層を簡単にお話すると,まず対流圏は地面から17㎞位まで.エベレストの高さが8.7kmですから,その2倍位の高さ.上のほうは空気が薄くて人は生きられません.極地では9kmと薄くなっています.

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その上は成層圏.名前はどこかで聞いたことがあると思います.オゾン層があるところです.50km位の高さまでを言います.

更にその上は30kmの厚さの中間圏50-80kmまでとなります.

そして80km以上から約800kmまでを熱圏と呼びます.もうほとんど宇宙ですが,その外側に10,000km位までを外気圏という呼び方をする場合もあります.

ちなみにISSの高度は400kmです.従って熱圏内を飛行していることになります.流星などが光り出すのが100kmあたりからで,このあたりから空気抵抗が大きくなります.

便宜的にだいたい500km以下を大気圏と呼びます.また,空気抵抗が大きくなる100km辺りを大気圏とする場合もあります.

従って,大気圏の厚さ500kmは,東京から大阪までの距離を上に伸ばした位になります.また100kmとすれば東京から水戸,高崎,富士山までの距離を上に伸ばした位ですのでかなり薄いものです.ちなみに地球の赤道半径は6,378kmです.空って意外と低いんですね.

山河海空の4つの要素のまとめ

ブログのタイトルとなっている山河海空の4つの要素について順番にお話ししてきました.次回からは水とそれが生み出す生命や我々人類に関係する話題に移ります.いきなり壮大な地球の話から始まりましたが,次第に身近な生活一般の話になっていくと思います.大きく括ってみれば,全ては地球上で起きている現象や事象ということです.

科学全能,技術万能の時代に思われ勝ちですが,実はまだまだよく理解できないこと,どう取り扱ったらよいかわからないこと,手探りでなんとかこなしていることなどが意外と多いのです.世の中で表面的に正しいと信じられていることが実はそうでない場合が多いのです.

でも,教えられたままに見て,常識を信じている限り本当のところはいつまでも見えて来ないのです.科学は疑う事から始まりました.技術も一方的な思い込みだけでつくり上げると悲劇を招きます.自然現象に対する素直で謙虚な気持ちが大切です.それは,自分の目で見て,観察して,調べてみて,他の人の見え方と比較しながら本当のところを理解し,考えて行く姿勢が大切だと思います.そういう姿勢をいつまでも続けて行きたいものです.

今日はこれまで.ではまた.

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