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ナイロンの開発

投稿日:2018-02-28 更新日:

1935年の2月27日(今日),アメリカのデュポン社が6,6-ナイロンを開発しました.ナイロン世界初の合成繊維で,ウォーレス・カロザース Wallace Hume Carothersが高分子を重合して化学繊維を合成することに成功しました.

具体的には,1935年2月28日,カロザースの指導のもとで,ジェラード・ベルシェがヘキサメチレンジアミンとアジピン酸から重合体6,6-ポリアミドを作りました.この重合体にナイロンと名前を付けました.以後,ナイロンを製品化することに決定され,普及に至ります.

この時を境にして,綿から合成繊維への時代となりました.現在では数々の合成繊維が普及しています.合成繊維のお世話になっていない人はほとんどいないと言っても過言ではないでしょう.

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1931年7月出願、1937年2月発効の米国特許2,071,250号です.

Linear condensation polymers:
https://patents.google.com/patent/US2071250

6,6-ナイロンのデータ

6,6-ナイロン: CO-(CH2)4-CO-NH-(CH2)6-NHn

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アジピン酸とヘキサメチレンジアミンを重合して作られます.
アジピン酸:HOOC–(CH2)4–COOH
ヘキサメチレンジアミン:H2N-(CH2)6-NH2

「石炭と水と空気から作られ,鋼鉄よりも強く,クモの糸より細い」というのが,当時のキャッチフレーズでした.
当初は女性のストッキング用として使われました.

ナイロンの名前の由来:

1. norunから(no run,つまり,「伝線しない」という意味で,当時のストッキングはすぐに伝線する欠点があったのをナイロンによってもう,伝線しないという意味)

2. Now You Lousy Old Nipponeseの意味から(当時日本は絹の輸出で圧倒的なシェアがあり,日本をこの繊維で打ちのめしてやるという意味)

1.なのか2.なのか,あるいは別の由来があるのか,本当のところはよくわかりません.

今日はこれまで.ではまた.

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