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今,読書中の本: 脳をつくる読書 なぜ「紙の本」が人にとって必要なのか

投稿日:2018-03-08 更新日:

今,読んでいる本の中で,後まで心に残りそうな部分を紹介します.

書名:脳をつくる読書 なぜ「紙の本」が人にとって必要なのか
著者:酒井邦嘉
出版社:実業之日本社

良書です.昨日の記事ではアナログ的電子化に触れました.本書の内容は関連しています.要するに人の脳の機能は過去からの進化の途上で電子化に対応できていない部分が多く,無理に電子化することは機能や効率の低下を招くことがあります.

「何でも機械化し電子化できるという表面的な見方に対して,人間が大切で譲れないものは何かと考え,未来にどのように向かうべきか決断することが,あらゆる方面で問われている...」

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私自身もここ数年は,電子的なもを見直して,旧来の読書やノートやメモの活用を再開してバランスを取り直しています.本書内にもあるように,脳の想像力が違うし,記憶力の違いもでて来るのです.

本書は次式を基に展開しています.

1. 入力の情報量: 活字 < 音声 < 映像

2. 想像力で補われる情報量: 活字 > 音声 > 映像

3. 出力の情報量: メール < 手紙 < 電話 < 会話

入力の情報量に関して活字は映像に比べてはるかに劣っていますので,想像力を高めて補完しないと理解できません.活字を読むというのは,想像力を鍛えることになります.

一方出力の情報量は多いほど,脳は想像力を高めます.メールでやりとりするより,実際に会って会話したほうが,誤解が少なくなるのは日頃経験していることと思います.

活字を離れ,映像だけみていると,想像力が退化してしまうかも知れません.また,実際に会って話をせず,メールのやりとりだけで事をすませていると,お互いの解釈に大きな誤解が生まれるかも知れません.

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つまり,読書をして会話を楽しむのが一番よい組み合わせで,本来の人間的な言語の使い方だという事です.

単に電子化が悪いという事では無く,使い方次第だということです.脳の能力と電子機器の組み合わせを注意深く考えて行かないと,脳の重要な機能が退化してしまうかもしれません.

参考

素材語句

活字は情報量が少ない 脳は想像して補う 自分の言葉で考える メールで喧嘩すると決裂しやすい 自分と同等の想像力 読書と会話を楽しむ 数学の得意不得意は想像力の差 フラクタル構造 スケール不変性 コッホ曲線 ライプニッツの級数 単純・対称・意外性が美の三要素 簡素 バランス 意外性 起承転結 想像力と記憶 脳は予想して先読みする 行間を読む 言語は音声が先に生まれた 文字は後から 電子書籍の違和感 読書量 言語能力 想像力が補う 映像は想像力の余地が少ない 共感的 分析的 音読 画面上の誤字は見つけにくい 紙の辞書 紙の本 コレクション 積読 手書きの手紙 手を動かす 時間をかける 考える 紙の本と電子書籍の共存 電子化で脳は進化しない 多読と精読 読書のソムリエ 偏食 知的好奇心 朗読 David Suchet 本にマーキング 脳を創る わかる 知的能力の習得はコミュニケーションをとおす コピーすると安心して読まなくなる 自分で考えて 書き 書いて考える 一期一会 緊張感 写真は引き算 人間の心 気配り

今日はこれまで.ではまた.

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