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今からちょうど150年前の明治元年1868年4月(新暦)の出来事

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今年2018年は明治維新の1868年から150年目ということで,150年前に遡って月々の出来事を見ていきます.
1868年4月の出来事は以下の通りです.

1868年4月(新暦)の出来事

1868年4月5日(慶応4年3月13日),神仏分離令布告
1868年4月6日(慶応4年3月14日),五箇条の御誓文
1868年4月7日(慶応4年3月15日),五榜(ごぼう)の掲示
1868年4月18日(慶応4年3月26日),日本初の観艦式(天保山沖)

神仏分離令布告 1868年4月5日(慶応4年3月13日)

明治新政府により神仏分離令布告(慶応4年3月13日から1868年12月1日までに出された太政官布告,神祇官事務局達,太政官達など一連の通達の総称)に基づき全国的にに行われました.公的神仏判然令とも言われます.

「王政復古」,「祭政一致」の理想実現のために神道国教化の方針を採用しました.この布告で,それまで広く行われてきた神仏習合(神仏混淆)を公式に禁止しました.

これをきっかけに全国各地で廃仏毀釈運動がおこり,各地の寺院や仏具の破壊が行なわれました.

五箇条の御誓文 1868年4月6日(慶応4年3月14日)

明治天皇が天地神明に誓約する形式で公卿や諸侯などに示した明治政府の基本方針です.正式名称は「御誓文」です.

2.1 一 広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スベシ
2.2 一 上下心ヲ一ニシテ盛ニ経綸ヲ行フべシ
2.3 一 官武一途庶民ニ至ル迄各其志ヲ遂ケ人心ヲシテ倦マサラシメン事ヲ要ス
2.4 一 旧来ノ陋習ヲ破リ天地ノ公道ニ基クべシ
2.5 一 智識ヲ世界ニ求メ大ニ皇基ヲ振起スべシ

五榜の掲示 1868年4月7日(慶応4年3月15日)

太政官が立てた五つの高札です.太政官(明治政府)が民衆に対して出した最初の禁止令です.五箇条の御誓文の翌日に掲示されました.新政府から民衆への政府姿勢のメッセージです.

第一札:五倫道徳遵守
第二札:徒党・強訴・逃散禁止
第三札:切支丹・邪宗門厳禁
第四札:万国公法履行
第五札:郷村脱走禁止

日本初の観艦式 1868年4月18日(慶応4年3月26日)

大阪湾の天保山沖で「電流丸」を旗艦とする6隻の諸藩連合艦隊が明治天皇の観閲を受けました.これが日本初の観艦式となりました.参加した艦艇は電流丸(肥前藩,100馬力300トン 咸臨丸型),万里丸(肥後藩),千歳丸(久留米藩),三邦丸(薩摩藩),華陽丸(長州藩),万年丸(安芸藩)の6隻とフランス軍艦デュープレックスです.当時は「観兵式」と呼ばれていました.

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江戸末期-明治初期の旧暦表示と新暦表示

江戸末期-明治初期の旧暦表示と新暦表示について整理しておきます.日本の歴史的事実は明治5年末まで旧暦表記されるのが一般的です.ところが,現在は新暦を使用しているので,各月の季節感が少しずれています.

また,西欧史の表記と日にちが違います.ここでは当時の季節感を理解するために新暦表記を主にしてみました.明治初期の日時を扱う際には,新暦旧暦切り替えによる以下のポイントを把握しておく必要があります.

1. 新暦とは現在使われているグレゴリオ暦(太陽暦)を表します.グレゴリオ暦はヨーロッパで1582年10月15日(金曜日)から実施されました.

2. 旧暦とは明治5年12月2日(1872年12月31日)までの天保暦(太陰太陽暦)を表し,翌旧暦の明治5年12月3日は新暦の1873年1月1日で,明治6年1月1日となりました.

3. 日本で明治への改元は慶応4年9月8日の出来事です.

4. 明治への改元は新暦1868年10月23日となります(当時は新暦を使っていなかった).

5. この年,慶応4年1月1日が後の(旧暦)明治元年1月1日となります.新暦では1868年1月25日.

6. 新暦1868年1月1日は旧暦では慶応3年12月7日

明治5年末までは旧暦表示しかなかったので,現在のように旧暦・新暦変換の感覚はありませんでした.明治6年1月1日以降から現在のカレンダーと月日が一致しますが,明治5年までは旧暦なので月日の表示には要注意です.西洋史の日付と異なっています.

順番をたどって整理して考えれば理解できますが,勘違いしやすいです.時系列で表示すると以下のようになります.

新暦 — — — — — — 旧暦
1868年1月1日 —– 慶応3年12月7日
1868年1月25日 —- 慶応4年1月1日(明治元年1月1日)
1868年10月23日 — 慶応4年9月8日(明治へ改元)
1872年12月31日 — 明治5年12月3(翌日が新年元日)
1873年1月1日 —– 明治6年1月1日

今日はこれまで.ではまた.

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