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本の紹介: 山と溪谷と田部重治(たなべ じゅうじ)

投稿日:2018-04-18 更新日:

登山好きな人たちにとって山岳雑誌「山と溪谷」は見たことが無い人はいないと思います.この出版社は山岳,アウトドア,旅行,自転車など分野を広げていますが,メインは登山だと思います.

山と渓谷と山と渓谷社

山と渓谷社HP
http://www.yamakei.co.jp/company/history.html

によれば,「昭和5年(1930 年)4月1日,大学卒業したての川崎吉蔵によって創設」とあります.誌名は田部重治氏の著書の題名を譲ってもらい...とあります.

たまたま読んでいた文章が秩父の山に関してのもので,ずいぶん詳しいけれど言葉の使い方が古く,明治の頃かなと思って,調べていくと田辺氏に行き当たり,その書名が「山と渓谷」であることを知りました.

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田部重治 1884年(明治17年)-1972年

英文学者・登山家.富山県富山市長江(旧:富山県上新川郡山室村)生まれ.研究対象は19世紀の英文学で,ウォルター・ペイター,ウィリアム・ワーズワースなど.

登山家として日本アルプス,秩父山地を歩き,1919年(大正8年)に「日本アルプスと秩父巡礼」を刊行,1930年(昭和5年)に「山と渓谷」として出版される.

田部重治 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E9%83%A8%E9%87%8D%E6%B2%BB

日本アルプス

最初に日本アルプスという言葉を生み出したのは,イギリス人宣教師のウォルター・ウェストンで,ヨーロッパに日本アルプスの名を紹介しました.彼は1896年(明治29年),山旅で見た情景と感慨を「MOUNTAINEERING AND EXPLORATION IN THE JAPANESE ALPS」(日本アルプスの登山と探検)としてイギリスで出版しました.

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現在では日本アルプスと普通に呼ばれていますが,当初は田辺氏さえ,「只今のところ日本アルプスという名称によって総括されている山脈を概括的にあらわすべき適当な名称が無く,かつ今俄かに適当なる名称を創造することも出来ない為め」日本アルプスという名称を使うとして,多少の違和感を表しています.

確かにヨーロッパアルプスと日本の山は情緒的に違うものの様に思えます.ライン川と信濃川,地中海と瀬戸内海,マッターホルンやモンブランと富士山は明らかに違う雰囲気があります.

日本アルプス Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%97%E3%82%B9

今日はこれまで.ではまた.
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ここでは個人的に素晴らしいと感じた書籍を記録しておくとともに,ご参考までに紹介しています.
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