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6月は水無月(みなづき,みなつき),旧暦と和風月名について

投稿日:2018-06-01 更新日:

水無月ときくと水の無い月のように聞こえますが,みなづきの「な」は連体助詞*の「な」で,「の」と同じ意味です.つまり,水の月ということになります.水な底(みなぞこ)が水「の」底という使い方と同じです.

*連体助詞とは
体言と体言を関係づける助詞で連体格助詞とも言いいます.語と語の関係をあらわします.私「の」手,わ「が」身,君「が」代,佐渡「が」島など.


くらして歳時記『水無月』

約150年前まで使われていた旧暦と呼ばれる太陰太陽暦(天保暦1844-1872)では現代のように各月を数字で呼ばないで,名前をつけて呼んでいました.これを「和風月名」と言います.

昔の人は生活を季節に合わせて過ごしていました.和風月名の他にも季節や行事に合わせて月を呼ぶ習慣がありました.これらを別名とか異名と呼んでいます.

以下,様々な呼び方を見ていきましょう.新暦と旧暦は1-2カ月の差がありますので,季節感がずれています.

ちなみに新暦とは現在使用している太陽暦であるグレゴリオ暦(Calendarium Gregorianum, Gregorian calendar),旧暦とは太陰太陽暦(天保暦1844-1872)を指します.

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6月の他の呼び方
建未月 けんびげつ
季夏 きか
青水無月 あおみなづき
弥涼暮月 いすずくれづき
風待月 かぜまちづき
三伏之秋 さんぷくのあき
涼暮月 すずくれづき
蝉の羽月 せみのはづき
鳴雷月 なるかみづき
鳴神月 なるかみづき
波達羅盈月 はだらえづき
松風月 まつかぜづき
常夏月 とこなつづき
炎陽 えんよう
季月 きげつ
極暑 きょくしょ
庚伏 こうふく
鶉火 じゅんか
常夏 じょうか
焦月 しょうげつ
小暑 しょうしょ
水月 すいげつ
積夏 せきか
則旦 そくたん
旦月 たんげつ
長夏 ちょうか
長列 ちょうれつ
遯月 とんげつ
晩夏 ばんか
晩月 ばんげつ
未月 びげつ
伏月 ふくげつ
陽氷 ようひょう
林鐘 りんしょう

(昔の人々の月の呼び方への愛着を感じて頂くだけで十分です)

昔の呼び方をそのまま現代の暦に置き換えると,実際の季節感より数週間早いので残念ですね.つまり,旧暦は1-2ヵ月遅れていると考えると良いでしょう.


写真集~水無月梅雨の中で花達は、、~

和風月名一覧
1月
睦月(むつき):正月に親類一同が集まり睦び合う月

2月
如月(きさらぎ):衣更着(きさらぎ)の意味で,寒いので衣を重ね着する月

3月
弥生(やよい):木草弥生(いやお)い茂る月

4月
卯月(うづき):卯の花の月

5月
皐月(さつき):早月(さつき)の意味で,早苗(さなえ)を植える月

6月
水無月(みなづき,みなつき):水の月の意味で,田に水を引く月

7月
文月(ふみづき,ふづき):穂含月(ほふみづき)の意味で,稲の穂が実る月

8月
葉月(はづき,はつき):木々の葉が落ちる月

9月
長月:(ながつき,ながづき):夜の長い月

10月
神無月(かんなづき):神の月の意味で神に新穀をささげる,あるいは神が出雲大社に集まる月

11月
霜月(しもつき):霜の降る月

12月
師走(しわす):師匠も走るほど忙しい月

今日はこれまで.ではまた.

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