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2018年7月の天体ショー 火星大接近と皆既月食

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今,火星が地球に近づいてきています.2018年7月31日がもっとも近づき,地球から5,759万キロメートルとなります.この時の火星はマイナス2.8等の明るさとなります.

夜21時頃,南東の空低めのところに赤い星が見えれば,それが火星です.火星の接近は約2年半毎にやってきますが,今回は大接近と呼ばれる,接近の中でもひときわ近いものです.

火星大接近(6000万km以下)

過去

1971年8月12日 5620万km 大大接近
1988年9月22日 5881万km 大接近
2003年8月27日 5576万km 超大大接近

今回

2018年7月31日 5759万km 大接近

将来

2035年9月11日 5691万km 大大接近
2050年8月15日 5596万km 超大大接近

昔の話ですが,1971年の大接近には思い出があります.まだ小学生でしたが,アポロ11号の月面着陸成功などに触発されて天文に興味を持ち,この年の火星大接近の前に,お年玉の貯金を使って60mm口径の天体望遠鏡を買いました.年季が入っていますが,今でも使えます.買って数年してから60mmでは物足りず,200mmの反射式が欲しくなりました.今でも欲しいとは思いますが,ネットでライブや天体写真などを見る方が手軽に高解像度で見えますので,手にするのは躊躇します.でも,試行錯誤を繰り返して自分で木星の衛星や土星の輪を肉眼でる喜びは今でも忘れられません.

ところで,火星の右側少し上のほぼ真南に土星が,さらに右の南西の空には木星が見えています.小型望遠鏡で観測するのに最適な惑星達が並んでいる絶好のチャンスです.土星と木星の間にはさそり座のアンタレスが土星を挟んで火星と対峙しています.

次回の大接近は2035年,17年先はさすがに遠いなあ.


火星大接近2018

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2018年7月31日火星大接近シミュレーション
「火星が地球に近づく」と書きましたが,上のシミュレーションで見れば,地球が火星に近づいている様に見えます.


NASA Mars Report: July 3, 2018

AstroArts
https://www.astroarts.co.jp/special/2018mars/index-j.shtml

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皆既月食

2018年7月28日未明から皆既月食が始まります.3時24分に欠け始め,4時30分に完全に欠けて皆既食となりますが,残念ながら,4時49分(東京)には月の入りとなるので,全部見れないし,高度が低いので雲や建物に邪魔されやすいと思います.もし,夜明け前に空を眺める機会がありましたら皆既月食を観察してみてください.


2018年7月28日 皆既月食(3地点の見え方の違い)

今日はこれまで.ではまた.

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