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第27週の花 アガパンサス(ムラサキクンシラン)

投稿日:2017-07-02 更新日:

アガパンサス

アガパンサス

夏の花火の季節に庭先や公園でまるで花火の様に薄紫色の花を咲かせているのがアガパンサスという花です.アガパンサスとはちょっと変わった名前ですが,ギリシャ語でagape(愛)とanthos(花)を合わせてできた名前でそのまま訳すと愛花となります.

花言葉はlove letter(ラブレター),恋の訪れ,知的な装い」
です.

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アガパンサスのことを日本では君子蘭に似ていることからムラサキクンシランと呼ぶようになりました.ただし,クンシラン属(Clivia)クンシランとは違う分類に所属します.
アガパンサスは南アフリカ原産の単子葉植物ですが,分類方法の変遷により様々なグループに分類されてきました.

各分類体系別アガパンサスの所属

新エングラー体系(modified Engler system):

ヒガンバナ科

1953年及び1964年にハンス・メルヒオール(Hans Melchior)らが提唱した植物の分類体系.形態的な仮説を根拠に演繹的に分類して構築されたエングラー体系が原型です.1968年頃から新エングラー体系が日本に導入され広まりました.

クロンキスト体系 (Cronquist system):

ユリ科

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1980年代末にアーサー・クロンキスト(Arthur Cronquist)が提唱した被子植物の分類体系.形態的な仮説を根拠に演繹的に分類して構築されました.

APG II (Angiosperm Phylogeny Group system) :

キジカクシ目,アガパンサス科(ネギ科,ヒガンバナ科の姉妹群)

2003年に発表されたAPG植物分類体系の第2版.
APG植物分類体系とは1998年に公表された被子植物の分類体系.ゲノム解析から実証的に分類して構築された体系.

APG III(Angiosperm Phylogeny Group system):

アガパンサス亜科,ヒガンバナ科

2009年に公表されたAPG植物分類体系の第3版.所属不明とされていた科・属の多くについて所属が確定し整備されました.
* AGPwebsite: http://www.mobot.org/MOBOT/Research/APweb/

アガパンサスのデータ

目:キジカクシ目 Asparagales
科:ヒガンバナ科 Amaryllidaceae
アガパンサス亜科 Agapanthaceae
属:アガパンサス属 Agapanthus
学名: Agapanthus africanus(L.)Hoffmanns.
英名: African lily
別名:ムラサキクンシラン(紫君子蘭),アガパンツス,アガパンサス アフリカヌス

原産地:南アフリカ
開花時期:6月-9月
花色:紫,白,青、ピンクなど。

今日はこれまで.ではまた.

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