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3大栄養素, 5大栄養素 そしてミネラル

投稿日:2017-07-06 更新日:

錠剤

3大栄養素とはタンパク質,脂質そして炭水化物です.5大栄養素とはそれに微量栄養素であるビタミンとミネラルが加わります.有機物がビタミン,無機物がミネラルです.
人のビタミンは13種類(ビタミンA,B群1,2,3,5,6,7,9,12の8種,C,D,E,K)特定されています.

そしてミネラルも13種類(亜鉛,カリウム,カルシウム,クロム,セレン,鉄,銅,ナトリウム,マグネシウム,マンガン,モリブデン,ヨウ素,リン)が健康増進法に基づく食事摂取基準として特定されています.

ただし,人として必須ミネラルとしては硫黄,塩素,コバルトの3種が加わり全部で16種類です.微量栄養素は不足すると欠乏症が起きます.過剰でも問題が起きることがありますので,摂取量を適切にする必要があります.

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ミネラルには多量ミネラルと微量ミネラルがあります

健康増進法に基づく食事摂取基準あるミネラルは「亜鉛,カリウム,カルシウム,クロム,セレン,鉄,銅,ナトリウム,マグネシウム,マンガン,モリブデン,ヨウ素,リン」13種類を大きく分けると,一日の摂取量が100mg以上の多量ミネラルとそれ以下の微量ミネラルがあります.

多量と言っても100㎎=0.1gですから一番多量のカリウムでも3g程度です.でも厚生労働省ではこのように呼んでいます.多量ミネラルのことを主要ミネラルとも言います.

多量ミネラル:一日の摂取量が100mg以上

カリウム,ナトリウム,カルシウム,マグネシウム,リン

微量ミネラル:一日の摂取量が100mg以下

亜鉛,鉄,銅,マンガン,ヨウ素,クロム,セレン,モリブデン

これらは食事習慣や地域により過不足が生じます.例えば漁村で毎日魚や海藻を主食にしている地域と都市部ではミネラルの種類別に摂取量が違います.

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3大栄養素の過不足が体形や体重,BMIなどに表れてくるのと違い,ミネラルの不足や過剰を知るのは難しいかも知れません.病気になればわかりますが,それまでは何となく体調不良程度の症状ですから気がつきにくいです.

ネットなどで調べると「ミネラルが不足すると○○になる」という事例が多いので,不足については省略します(例えばカルシウムが不足すると骨粗鬆症になるとか,鉄が不足すると貧血になるなど).ここでは過剰に摂取すると〇〇になるという副作用を書き出します.

ミネラル過剰も怖い

過剰摂取時の副作用

カリウム:(腎に異常がある場合)不整脈,血圧低下,心拍停止など

ナトリウム:高血圧症,胃ガン・鼻咽喉ガンのリスク増大,高ナトリウム血症

カルシウム:便秘,腎機能不全,血管の石灰化,高カルシウム尿症

マグネシウム:下痢,嘔吐,顔面紅潮,抑うつ,倦怠感,呼吸困難

リン:カルシウムの吸収阻害

——
亜鉛:嘔吐,下痢,発汗,発熱,貧血,(2g以上で)急性中毒

鉄:嘔吐,下痢,ショック症状,冠動脈の損傷

銅:嘔吐,下痢,貧血,ウィルソン病(銅の蓄積による肝,脳の機能,形態学的変化)

マンガン:運動失調,パーキンソン病など

ヨウ素:口喉胃の灼熱感,嘔吐,下痢,腹痛,発熱,昏睡,甲状腺腫,甲状腺機能障害

クロム:腎機能異常、呼吸障害

セレン:肌荒れ、脱毛、胃腸障害、嘔吐、ツメの変化

モリブデン:銅欠乏症、脱毛症、貧血など

——
過剰摂取も怖いですね.何事も過ぎたるはなお及ばざるが如しです.これはビタミンやビタミン様物質も同様ですのでご注意ください.

今日はこれまで.ではまた.

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