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Good Music

冬 VivaldiのSonnet

投稿日:2019-11-16 更新日:

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氷混じりの雪の中で寒さに震えてる,

凄まじい音を立てて吹き荒む風の中;

走るように足踏みを続けても,

とてつもない寒さの中で歯はガチガチ震える

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Vivaldi の協奏曲第4番ヘ短調 RV 297「冬」(L’Inverno)につけられた詩(Sonnet)の一節です.

第一楽章 アレグロ・ノン・モルトはこの詩の情景を音楽で表しています.

曲から寒い冬の表現が感じられるでしょうか?

ついでに,2楽章,3楽章も訳しておきます.

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第2楽章 ラルゴ

暖かい炎の傍で平穏な時間が過ぎていく,

外の雨は酷いけど家の中では満ち足りた日々が…

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第3楽章 アレグロ

凍った小径をゆっくりと注意深く辿ってみる,

滑って転ばないように.

それでもその瞬間,滑って転んでしまった,

起き上がって氷が割れてしまわないうちに急いで横切る.

扉はしっかり鍵をかけて塞いだ筈だけど 通り抜けるすきま風は外の北風の冷たさを感じる…

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とても寒い冬ではあるけれど

いくつかの喜びももたらしてくれる

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(日本語訳が見当たらなかったので,Wikisourceにあった英訳から勝手に訳してみました.)

何十年間,何度も聴いたことがありますが,Sonnetをどのように表現しているのか,気にしながら聴いてみたのは初めてです.
第3楽章はどの部分がどこなのか分かりにくいです.特に転んで立ち上がるところ.原詩だと別の意味なのだろうか?

参考

The Four Seasons Sonnets

https://en.wikisource.org/wiki/The_Four_Seasons_Sonnets

【ENG】 Winter

Allegro non molto

To tremble from cold in the icy snow,
In the harsh breath of a horrid wind;
To run, stamping one’s feet every moment,
Our teeth chattering in the extreme cold

Largo
Before the fire to pass peaceful,
Contented days while the rain outside pours down.

Allegro
We tread the icy path slowly and cautiously,
for fear of tripping and falling.
Then turn abruptly, slip, crash on the ground and,
rising, hasten on across the ice lest it cracks up.
We feel the chill north winds course through the home
despite the locked and bolted doors…
this is winter, which nonetheless
brings its own delights.

【ITA】 L’Inverno

Allegro non molto

Aggiacciato tremar trà nevi algenti
Al Severo Spirar d’ orrido Vento,
Correr battendo i piedi ogni momento;
E pel Soverchio gel batter i denti;

Largo
Passar al foco i di quieti e contenti
Mentre la pioggia fuor bagna ben cento

Allegro
Caminar Sopra il giaccio, e à passo lento
Per timor di cader girsene intenti;
Gir forte Sdruzziolar, cader à terra
Di nuove ir Sopra ‘l giaccio e correr forte
Sin ch’ il giaccio si rompe, e si disserra;
Sentir uscir dalle ferrate porte
Sirocco, Borea, e tutti i Venti in guerra
Quest’ é ‘l verno, mà tal, che gioja apporte.

今日はこれまで.


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