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第32週の花 ハス(蓮)

投稿日:2017-08-06 更新日:

ハス

7月,8月は暑い中ハスの花が水上に美しく咲いています.花と不釣り合いな大きな葉は水面を覆います.太陽の光を浴びて育った地下茎はレンコンとして美味しくいただけます.私には,美しい花と大きな葉,そして空洞ばかりのレンコンはどう見てもイメージが結びつかない不釣り合いな組み合わせに思えます.

蓮は泥より出でて泥に染まらず

この花は仏教の世界では仏の知恵や慈悲の象徴になっています.泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせる姿がその根拠だそうです.

また,ヒンドゥー教でも,泥から生え気高く咲く花,まっすぐに大きく広がり水を弾く凛とした葉の姿が俗世の欲にまみれず,清らかに生きることの象徴とされています.

世の中には一見多くの不都合がありますが,両極端のものがうまくバランスをとりあって世界を構成しているのかも知れません.

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レンコン

美しい花を咲かせるだけで無く,レンコンという経済価値もついてきますので農家によって育てられます.日本では茨城県,徳島県で,中国では湖北省,安徽省,浙江省で栽培が盛んです.

ハスの実

レンコンの果実の皮は厚く,土中で発芽能力を長く保てます.2,000年以上前の大賀ハス,800年前の中尊寺ハス,1400-3,000年前の行田ハスなど非常に古いハスの種でも発芽する事例があります.

昭和26年(1951年)5月7日、東京府中生物研究所の大賀一郎博士らが千葉市にあった東京大学検見川厚生農場(現,東京大学検見川総合運動場)で発見したハスの種を発芽させることに成功しました.このハスは「大賀ハス」または「古代ハス」と呼ばれ,日本各地に移植されました.

ハスのデータ

目:ヤマモガシ目 Proteales
科:ハス科 Nelumbonaceae
属:ハス属 Nelumbo
種:ハス N. nucifera
学名:Nelumbo nucifera Gaertn.
和名:ハス
英名:Lotus

原産:インド
特徴:多年生水性植物.地中の地下茎から茎を伸ばし,水面に葉を出します.草高は約1m,茎に通気のための穴.
葉:円形で葉柄が中央につき,撥水性がある.
開花:7-8月,白またはピンク色の花.早朝に咲き,昼に閉じる.

今日はこれまで.ではまた.

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