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第38週の花 チロリアンランプ(ウキツリボク,浮釣木)

投稿日:2017-09-18 更新日:

チロリアンランプ

花を見れば一目で覚えてしまうくらい特徴のあるランプ型をしています.和名はウキツリボク(浮釣木)と言います.花が釣られていて浮いている様に見えることから名前が付いています.チロリアンランプの方がかわいらしい名前に思えます.

アルゼンチン,ブラジル,ウルグアイ原産の熱帯性植物ですが,日本の気候でも育ちます.花期が長いので春から夏まで街角で見かけます.

花言葉は「尊敬」「恋の病」「真実は一つ」「憶測」などです.

チロリアンランプとチロル地方

チロリアンランプ(tyrolean lamp)のチロリアンとは「チロルの」という意味です.日本ではチロルチョコレートが有名ですね.

チロル(Tyrol)とはスイスの東側一帯の地域名で具体的には,オーストリアの西部とイタリアの北部のアルプス山脈の一帯です.この地域はドイツ語圏でドイツ語ではTirolと書きます.

12世紀頃からこの地で勢力を伸ばしたチロル伯の領地であったことからチロルと呼ばれるようになりました.

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ところで,英語のtyrolean lampとドイツ語のTiloler lampenで英語サイトの検索をすると花はほとんど出てこない(日本の投稿者の画像はあります)ので,これは日本でつけられた名前の可能性が高いです.

また,ドイツ語「antike tiroler lampen」で画像検索するとこんな画像が出てきます.イメージがチョット違うような気がしますけど.

チロリアンランプ

チロリアンランプ

目: アオイ目 Malvales
科: アオイ科 Malvaceae
属: アブチロン属 Abutilon
学名:Abutilon megapotamicum
和名:ウキツリボク(浮釣木)
別名:チロリアンランプ,アブチロン

花期は6-10月,赤い筒状の萼が特徴的な黄色の花です.雄蕊,雌蕊は飛び出しています.
高さ:20-150cm
茎:つる性 木本性の常緑低木
葉:葉は円形ないし三角形.互生で柄があり,托葉(たくよう)*があります.葉の端は鋸歯です.
原産地:アルゼンチン,ブラジル,ウルグアイ

*注:托葉(たくよう)とは葉のつけ根にある葉状,突起状,とげ状の小片です.葉身(葉の本体)より早く成長し,葉身を保護します.通常は一対で,葉が成長すると落ちます.

今日はこれまで.ではまた.

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