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江戸時代の米の量の単位と土地の広さと貨幣について

投稿日:2017-11-25 更新日:

2日前の「徳川家の家紋は・・・」で,米の量の単位がでてきました.土地の広さと貨幣を含めてもう少し詳しく見ていきましょう.

体積

1石=10斗 (=180.391L=米150㎏,1年分)
1斗=10升 (=米15㎏)
1升=10合 (1.8L=米1.5㎏)
1合=10勺 (180ml=米150g,1食分)

面積

1町=10反 (1町≒1ヘクタール=10,000m)
1反=10畝 (=600畳=約992㎡,以前は米1石強の収穫)
1畝=30歩

1歩=1坪=2畳分(=以前は1合の米の収穫)

1俵=4斗=米60kg (明治に全国統一されました)
2俵は馬一匹の積載量

知行の換算は米1俵=1石=金1両(名目レート)です.これは蔵米(精米)5俵=1人扶持(1日5合換算の端数切り上げによる)と同等になります.

天領の税率は四公六民なので,知行1石からは4斗(税金)が得られます.これを精米すると約3斗5升の精米1俵(蔵米)となります.

1俵は大豆や小麦の場合も米と同様に60kg,馬鈴薯や大麦だと50kg,ソバだと45kg,木炭だと15㎏になります.

貨幣

江戸では金遣,上方では銀を使っていました.
金貨は上級武士,銀貨は下級武士と商人,銭貨は庶民と農民が使っていました.金と銀の交換は相場で決まりました.

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金貨

1両=4分=16朱=64糸目
(四進法の単位系は甲州金の慣習が継承されました)

銀貨

1貫=1,000匁=10,000分

銭貨

1貫=1,000文

解説

1. 1石は人が一年間に食べる米の量です.

2. 1反で1石強の米が収穫できました.その後収穫量は増えています.

3. 両は質量の単位ですが,武田信玄により鋳造を命じられた甲州金の単位として使われるようになりました.

4. 甲州金の四進法が江戸時代にも継承されました.

5. 米の価値は相場で変わりましたが,元禄年間から幕末の世情不安に至る前までは,米1石1両程度でした.

6. ちなみに1両小判のデザインは米俵だという説もあります.

7. 米,穀物,金,銀,材木,食品,燃料などの価値は相対的ですから現在の価値に換算するのは難しいです.何を基準に比較するかで大きく変わってしまいます.

8. たとえば,賃金なら1両=30-40万円,そば代なら1両=12-13万円,米価なら1両=約4万円(元文年間1736年-1741年)

9. 幕末は1両の価値が大幅に下がり,3,000円-4,000円程度になったと言われています.

今日はこれまで.ではまた.

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