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百人一首 -2-

投稿日:2019-01-05 更新日:

かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしもしらじな もゆる思ひを
藤原実方朝臣

あけぬれば 暮るるものとは 知りながら なほうらめしき 朝ぼらけかな
藤原道信朝臣

なげきつつ ひとりぬる夜の あくるまは いかに久しき ものとかはしる
右大将道綱母

忘れじの ゆく末までは かたければ 今日をかぎりの いのちともがな
儀同三司母

滝の音は たえて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ
大納言公任

あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの あふこともがな
和泉式部

めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな
紫式部

ありま山 ゐなの笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする
大弐三位

やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて かたぶくまでの 月を見しかな
赤染衛門

大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天の橋立
小式部内侍

いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に 匂ひぬるかな
伊勢大輔

夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ
清少納言

いまはただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな
左京大夫道雅

あさぼらけう 朝ぼらけ 宇治の川霧 絶え絶えに あらはれわたる
瀬々の網代木権中納言定頼

うらみわび ほさぬ袖だに あるものを 恋にくちなむ 名こそをしけれ
相模

もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし
前大僧正行尊

春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなくたたむ 名こそをしけれ
周防内侍

心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな
三条院

あらし吹く み室の山の もみぢばは 竜田の川の 錦なりけり
能因法師

さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづくもおなじ 秋の夕ぐれ
良選法師

夕されば 門田の稲葉 おとづれて 蘆のまろやに 秋風ぞ吹く
大納言経信

音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ
祐子内親王家紀伊

高砂の をのへのさくら さきにけり とやまのかすみ たたずもあらなむ
前権中納言匡房

憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを
源俊頼朝臣

ちぎりおきし させもが露を いのちにて あはれ今年の 秋もいぬめり
藤原基俊

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わたの原 こぎいでてみれば 久方の 雲いにまがふ 沖つ白波
法性寺入道前関白太政大臣

瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ
崇徳院

淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に 幾夜ねざめぬ 須磨の関守
源兼昌

秋風に たなびく雲の たえ間より もれいづる月の 影のさやけさ
左京大夫顕輔

長からむ 心もしらず 黒髪の みだれてけさは 物をこそ思へ
待賢門院堀河

ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただありあけの 月ぞ残れる
後徳大寺左大臣

思ひわび さてもいのちは あるものを 憂きにたへぬは 涙なりけり
道因法師

世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる
皇太后宮大夫俊成

ながらへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき
藤原清輔朝臣

夜もすがら 物思ふころは 明けやらで 閨のひまさへ つれなかりけり
俊恵法師

なげけとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな
西行法師

村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧たちのぼる 秋の夕ぐれ
寂蓮法師

難波江の 蘆のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき
皇嘉門院別当

玉の緒よ たえなばたえね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする
式子内親王

見せばやな 雄島のあまの 袖だにも ぬれにぞぬれし 色はかはらず
殷富門院大輔

きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む
後京極摂政前太政大臣

わが袖は 潮干にみえぬ 沖の石の 人こそしらね かわくまもなし
二条院讃岐

世の中は つねにもがもな なぎさこぐ あまの小舟の 綱手かなしも
鎌倉右大臣

み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて ふるさと寒く 衣うつなり
参議雅経

おほけなく うき世の民に おほふかな わがたつ杣に 墨染の袖
前大僧正慈円

花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり
入道前太政大臣

こぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くやもしほの 身もこがれつつ
権中納言定家

風そよぐ ならの小川の 夕ぐれは みそぎぞ夏の しるしなりける
従二位家隆

人もをし 人もうらめし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は
後鳥羽院

ももしきや ふるき軒ばの しのぶにも なほあまりある 昔なりけり
順徳院

参考

百人一首 王朝雅の世界

今日はこれまで.ではまた.

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